GPD Win 買った
驚くべきことに、クラウドファンディングで資金集めをしたプロダクトであるにも関わらず、予定通り今年秋に届いた。これが来年の夏までに届けば上出来だと思っていた。なのでこれが今日届いたときで中国の偉大な技術力と工程管理能力に感動を覚えたものである。しかし電源を入れて触り始めた瞬間に中国の偉大な能力への信頼は吹き飛んでしまった。なぜならキーボードが全く動かなかったからだ。しかし 5 回ぐらい再起動したらキーボードがまともに動くようになったので再び中国へ深い信頼を寄せるようになった。俺は洋服も aliexpress で買っている人間だ。三井住友銀聯カードも持っている。
というわけでいろいろチャイナクオリティです。僕の個体は最初キーボードが動かなかったぐらいの問題しかありませんでしたが、
- Alt キーと Win キーが逆についていた
- I と O が逆だった
- S が上下さかさま
- ありえない場所が盛り上がっている
などといったレポートが上がっています。
サイズ感としては以下のような感じです。
キーボードが初期不良の GPD Win です pic.twitter.com/NLtoSNetUb
— ラ・バンダ (@ssig33) October 28, 2016
比較に並べた LOOX U と比べるとわかるかと思いますがかなり小さいです。
ゲームパッドですが、適当に遊んだ限りは、まあそこそこ遊べます。 Fallout 4 やボダランぐらいならいけました。 BlackOps もなんとかなった。オンラインとかやるのは厳しいと思います。
本体のスペックでは Skyrim ぐらいまでが限界っぽいので、厳しいゲームで遊びたいときはリモートプレイをするとよいのですが、ここで問題があります。リモートプレイで遊ぶだけならこの環境の方が快適です。
ゲーム端末として使えるかどうかについては自分のユースケースに見合うかどうかを考えた方がいいと思います。
ではキーボードがついた小さい端末として使う分にはどうかというと、マウスは意外と快適に動くのですがキーボードの配置が異様に左に偏っているという問題が出てきます。
正直キーボードを見ながらではないと初見ではまともに打鍵できないです。絶対 2-3 個ずれたキーを打ちます。あと僕は手が小さい(女性と比較しても小さい部類)ので両手を使わないと同時押ししづらいものについては結構辛いです。一般男性の手ならまあ、大丈夫かもしれない。
とはいえ iPhone から SSH するとかよりははるかに快適ですし(Putty 使えるというのもあるし)、ポケットに入る SSH, VNC, RDP 端末としては最高じゃないかと思います。
またメモリが 4GB になっているのはでかいようで、 Z3775 にメモリ 2GB みたいなちょっと前によくあったタブレット端末とは天と地ほどの快適性の違いがあります。こっちが天。
このようにだらだらとレビューを書きましたが、使う人を選ぶ端末であることは間違いないでしょう。そしてこれをほしかった人はもうみんなクラウドファンディングや事前予約で手配してしまっているのではないかと思います。ほしいかどうか悩んでいてレビューを待ってから決めようとしていたそこのあなたはたぶん買わないほうがいいです。