Diary

@ssig33

僕がトランプ大統領を心から歓迎する理由

外国の政治家についてどうこう論評してもあまり意味はなくて、もし外国の政治家をすげかえたいと思ったら、自国で政治家になってその国を戦争で滅ぼす必要があります。ですから日本人がトランプがどうこうとかクリントンがどうこうとか話をしても全く意味がないんですが(あなたが戦争を本気でやる気なら話は別です)、それはそうとして僕は本当にトランプが大統領になってよかったと思っています。

トランプが勝つだなんてまったく思っていなかったので、クリントンが大統領になって以下のようなことが起きると思っていました。

ホットコーヒー問題のような表現規制の再来

詳細についてはリンク先を読んでほしいんですが、ヒラリー・クリントン氏は表現規制に積極的で、実際に表現規制に全身全霊をかけて尽力してきたという経歴をもつ政治家です。

現在我が国においては Apple 様の厳しい規制のもとどんどんゲームの表現が萎縮していく傾向がありますが、一方地球では PC ゲーム市場の成長が著しく、これは特定のプラットフォーマーの規制が効きづらいです。ですから、この市場においてはいわゆる洋ゲー風のエログロだけでなく、日本のエロゲーギャルゲーの系譜を引き継ぐゲームが今大発達を遂げています。おめでとうございます、地球の人類はみな日本風のエロゲーを作れる段階に進化しました。

ところで現在のところ PC ゲームの最大の DRM プラットフォーム/ストアである Steam ではいわゆるエロゲの販売が禁止されています。しかし全年齢版を Steam で販売した上でエロパッチを外部で配布するみたいな形式は許されていて、こういう形式で優れたゲームがどんどん売られている、というのが現状です。こういう現状があるとホットコーヒー問題みたいなことが再びおきると大変にまずくて(なんでまずいかは上の Wikipedia のリンクを読んでください)、クリントンが大統領となることを僕は大変に憂慮していました。

ベンガジ事件の拡大再生産

戦争の要点とは戦力、物資、そしてその運搬経路を確実に用意し、またそのリソースを管理する適任者を選任することであるはずです。特殊部隊をモニター越しに政治家が指揮をして暗殺作戦を行なうなんていうものがまともな戦争であるはずがないです。しかし、実際にオバマ大統領やクリントンがやってきたのは、こういう「戦争」でした。

暗殺と謀略に頼りきり、そして徹底的なマイクロマネジメントを行なう彼等の「戦争」は実際なんら成果を挙げませんでした。「オバマが大統領になる前にはイスラム国なんてものは存在していなかった」というトランプの指摘は非常に妥当なものだと僕は思っています。この点トランプは徹底的な非戦主義者であり、戦争なんてやりたい奴にやらせておけばいいという立場を取っています。

アメリカ国内にレイシズムがどうなっていようが移民問題でトランプやセッションズやペンスが何をやろうが基本的には日本人にはなんの関係もないわけで(アメリカで仕事をしたいとか思ってる方は残念でしたね)、表現規制について実績を持ち、そして戦争がへたくそな人物が大統領にならなかったというのは、基本的には望ましいことなのではないかと思っています。

12 Nov 2016 Sat 08:03 (UTC)