Diary

@ssig33

日本の店舗でクレカ普及しないのってリボ払いが普及しないせい で結果としてクレカ会社が儲からないから手数料に転嫁されるせい、というのはみんなよく言ってる。

じゃあリボ払いが普及しなかったのがいいことだったのか?というとそれはどうなんだろう。貧しくて資産がなくても資金繰りさえ回ってればまあ生活はできるわけで。毎月ごとにクレカの支払い方法と借金の借り換えで苦労するアメリカ人みたいなの、大変なんだろうけど、そこでクレカという金融システムがなければ彼らが生活を維持できる時間は格段に短くなる。

市民社会の成立にはそういう金融システムというのは不可欠な要素だと言えるのではないか。では現代日本でクレカとリボ払いという要素が受け入れられなかった結果何が起きたかといえば、ロードサイドに立ち並ぶ質屋であり、そして今雨後の筍のようにボコボコと出てきている怪しげは「フィンテック」アプリであろう。これらが最悪なのが「金融サービスである」という理解をされないまま人々に利用されている点であり、特に「フィンテック」界隈に顕著だが意図的に騙しにかかっていることだ。

「これは借金である」という認識をみんながちゃんと持って、クレカのリボ払いに苦労してる社会の方が今と比べればなんぼかマシだったんではないかと思う。

08 Nov 2017 Wed 07:22 (UTC)