アル中は死ぬ病気です
アル中は死ぬ病気です
治療受けて 1 年で 3 割ぐらい死にます。 5 年だと半分近く死にます。糖尿病、肝臓病、精神状態の悪化による自殺、酔いによる事故死などさまざまな死因があります。
アル中は否認する病気です
「自分が決してアル中であることを認めない」というのもアル中の症状です。「山口容疑者は自分がアル中であることを認めろ」などと責めてもなににもなりません。
アル中の治療とは断酒です
アル中による急性の諸症状が落ち着かせたらあとはひたすら酒を飲まないように指導するのが治療です。一度アル中になった人が治療の結果酒との適切な付き合い方を回復できるということはありません。
むしろ一度断酒した人が再度飲酒を開始した場合治療開始以前よりも激しい依存症になりそのまま死亡することが多いです。
たとえばほんのちょっと、一滴飲まされた というのから 3 ヶ月で車に飛び込んだだかぼーっとしてて轢かれただかで死んだ人を見たことがあります(彼女の場合自殺なのか事故なのかよく分かりませんでした)。
アル中で断酒している人にいたずらで酒を飲ませる みたいなことは殺人です。まず証拠は残りませんから、殺人をしたいと思っている場合はやってみるといいでしょう。
アル中はなかなか治りません
1 年で 3 割死んで 5 年で半分死ぬ、ということから分かるとおり、 4 割ぐらいの人しか治療 == 断酒には成功しません。
アル中患者のケアは極めて危険な行為です
多くの場合ケアをする側の精神にも多大な傷を残すものです。 TOKIO のメンバーは山口容疑者をケアすべき、などと言うべきではないです。
自分の身を守るためにアル中の近親者を見捨てざるを得なかった、ということを心の傷としている人たちは沢山います。そのような人達の古傷にさらに切り付けるような行為です。そういう人達を傷つけて遊びたい場合はやればいいです。
山口容疑者は以前からアル中の治療を受けている可能性が高い
https://jisin.jp/serial/johnnys/johnnysinfo/26142 などにある通り、精神科への通院をしているようです。
そのうえで記者会見の場に出てきて否認をする、というのはそれはもうそういう病気だから、としか言いようがないです。
アル中は性犯罪を誘発しません
山口容疑者が性犯罪者になったのは、アル中とはあまり関係ない彼固有の問題です。
山口容疑者の「責任」を問うのはほぼ無意味です
精神病患者であろうと犯罪の「責任」はその当人にしか帰さないものです。しかし犯罪の「責任」とはどういうことでしょうか。私は「更生のための適切なアクションを取らない限り社会がその人物を排除することを認める」ということだと思っています。
つまり、「責任」とは帰るべき場所のある、どこまでも生きている者の世界の話です。ですが、山口容疑者は急性アルコール性肝炎ないしは肝硬変で入院し、退院直後に今回のトラブルを起しています。正直彼は棺桶に片足を突っ込んでいます。口でどれだけ否認をしたところで、彼自身終焉の時が近付いていることは理解しているはずです。
そのような人物にたいして生者の理屈は通用しません。